「新聞業界さらなるピンチ、ABC協会が部数調査を厳格化へ」ってマジ??

ABC協会の調査対象は「販売店に搬入された部数」であって、実際に配達された部数とは異なる。新聞各社は否定しているが、『押し紙』と呼ばれる、「配達されないことが前提の新聞」が販売店へ納入されているという指摘があるからだ。ABC協会側も、従来の新聞社と販売店の実地調査だけでなく、配達などの段階でも調査をすることを検討しているという。
http://www.data-max.co.jp/2009/04/abc.html

新聞とか、雑誌の部数はABC協会のものが指標になっているけれども、
流通の段階にまで調査が入ると大変なことになりそう。
九州の企業情報のサイトに何故このニュースが…。


電通の2008年日本の広告費の発表が出たときに、
新聞はネット広告よりも儲かっているか否か?という話題で盛り上がったけれど、
プロモーションメディアに入っている折込広告を新聞広告に足すと、
金額にして1兆4400億円となり「新聞」というメディアはまだまだすごいという話が出ていた。
ただ、引用した記事にもある通り、

「流通段階に調査が入ればかなり厳しい状況になることは間違いない。各社とも(公称部数が)20%は下がるのでは」(都内新聞社系列の広告企画会社営業部長)
http://www.data-max.co.jp/2009/04/abc.html

公称部数が20%下がれば、単純に考えて折込広告のリーチ数もそれだけ少なくなるわけで、
媒体としての価格が下がるだろうと思う。
さすがに部数が20%下がったから価格も20%下落という単純な低下はないにしても、
それに近い数値で下がるのかなぁとは思う。
既に新聞広告が電通の2月度売上で前年同月比63.3%ととんでもない下がり方をしているので
http://www.findstar.co.jp/news/syosai.php?s=001172
部数調査を厳格化するとどう考えても新聞社の広告収入はさらに減ってしまう。
明らかに大丈夫ではないけど、どうするんだろうか新聞。