Sekai Cameraの動作デモが行われたとのこと。よかったー。

トンチドットは本日東京にて招待制のイベントを行い、初めてSekai Cameraの動作デモを行った。このデモ版にはSekai Cameraの基本コンセプトがしっかり実装されていた。Sekai CameraはiPhoneのカメラに写っている現実世界のものすべてにタグや情報を付加するためのものだ。カメラを通して見るとビルやショップ、観光スポットや何らかの物体にポップアップアイコンが表示される。
http://jp.techcrunch.com/archives/20090217tagging-the-real-world-sekai-camera-for-the-iphone-is-alive-and-very-cool/

電脳コイルを見終わってからすっかり拡張現実(AR)すげーモードな俺ですが、
去年のTechCrunch50 conferenceで話題になっていたSekai Cameraのプロトタイプが完成したそうです。
かなりキワモノみたいな扱いをされていて本当に出るのか疑惑もあったのでよかったなぁと。


これこそ、リアルとネットを繋ぐツールであるように感じるし、
なんか近未来な感じですごくいいなぁと思う。簡単に言えばわくわくするというか。


かなりソーシャルなサービスであることは間違いないので、
(サービスを使う人がタグ付けをしていったり、アクティブに参加することで楽しめる)
前提となるiPhoneの普及率と楽しいと思わせるレベルまで人が増えるのにどれぐらい時間がかかるか、
そこが前提になるように思います。
とはいえiPhoneソフトバンクの狙いほど伸びていないというニュースがあったり、
実際どれぐらいの人が持っているのかよくわからない部分はある。
また、Sekai Cameraが楽しめるにはiphoneを持っている人の密度が一定数必要になってくると思うので、
なかなか成功条件が複雑なサービスではあると思います。

トンチドットによると、まず日本でソーシャルタグの普及を行い、しかる後に世界進出を考えるとのこと。Sekai Cameraが購買可能となる時期についての質問には、トンチドットのフェローであるMasayuki Akamatsu氏が「2009年の温かい時期」と回答してくれた。注目しておきたいと思う。
http://jp.techcrunch.com/archives/20090217tagging-the-real-world-sekai-camera-for-the-iphone-is-alive-and-very-cool/

温かい時期ってことはあと数ヶ月でリリースされるってことか!
Sekai CameraがリリースされたらiPhone買おうかな。


追記
CNETでより詳しいレポートが行われていた。
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20388457,00.htm
写真1枚につき、説明があるのでtechcrunchよりも面白さは伝わる気がする。
美術館とかがこれが採用されるとすごい面白いと思うんだよね。
絵にカメラを向けるとエアタグが認識されて、作品の説明が見れたりとか。
今まではスペースの問題で難しかったものがそんなに手間をかけずに全ての作品で出来るようになると、
楽しく鑑賞できるようになるのになと思ったり。


追記の追記
ITmediaにて、中の人の話も。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0902/19/news051.html
セカイカメラは日本人が苦手なジャンルである、プラットフォームにあたるアプリで、
プラットフォームであるからこそ、これからありとあらゆる機能を盛り込むことが可能であることがわかる。
このインタビューで書かれているAPIの公開や、twitterとの連携はぱっと考えただけでも思いつくし、
エアフィルターも後々は必要になる機能だと思う。
今言えるのはこれだけでも、言えないような機能はたくさん準備してあるのだろうなと思う。
とにかく、日本だけでなく世界にも早く広げることが大事になるなとしみじみ思う。
ウェブでのポータルや検索、もしくはSNSで完全に出遅れてしまった今日、
拡張現実でのポータルを握るのは戦略的にとても大事であるように感じる。