リクルートの新しい媒体?「EX:JAPON」をゲットしてみた。

最寄りの駅のR25ラックが先週ぐらいから変わっていて、
一体何が配られるのだろう??と思っていたら、
今日、リクルートの新しい媒体のプレ創刊号が発行されていた。

それがEX:JAPON(エクスプレスジャポン)。
http://ex-japon.jp/


産経エクスプレスみたいなタブロイド紙サイズの全16面。
自分がゲットしたのは東急沿線版。


気になる紙面の内容は

1面:新型インフルエンザの特集と表紙
2、3、5.7面:経済ニュース寄りのミニコラム。
(1ページに2つのニュース)
4、6、8面:一面広告
9面:しりあがり寿のマンガ
10〜12面:Hotpepper presentsの広告面
13〜16面:東急線沿線情報(今回はミニシアター特集)

という感じ。


2面などのニュースは、パッと見てすぐにわかる要点が
かなり上手くまとめられていてかなりよいと思った。
トピック→なぜなら→こんごは→ちなみに
というまとめがパッと見て分かるように工夫されている。


で、ここからは「エクスプレスジャポンが成功するかどうか」について書きたい。


僕は小規模な成功はあっても、大規模には成功しないのではないかと思う。
理由1:R25を初めて手にした時のドキドキ感がない
感覚的ですみません。
ただ、R25の創刊号を手にいれたときはものすごく感動した。
フリーペーパーってすげー!みたいな。
ちょうど、大学生になった自分にとって興味深く読めるような記事と、
インタビューなんかはとても面白かった。
それ以降、R25はなるべく読むようにしている。
今回のエクスプレスジャポンはプレ創刊号を手に出来たけれど、
ままたリクルートが媒体出すのかーという感じ。
L25出した瞬間に若干R25が好きだった感じが薄れたのと似た感覚を
このエクスプレスジャポンには感じる。
紙面の印象はどうもR25だなぁという感じを拭いくれず、
またかーみたいな感じを受ける。


理由2:広告の効果がすごく低そう
タブロイド紙という体裁を取っているので、
新聞みたいに3段組広告がある。
この広告が収益の軸になると思うのだけれども、
たぶんこれの効果は恐ろしく低そう。
タブロイド紙という体裁がリクルートの今まで培ってきた
雑誌・フリーペーパーのノウハウを生かしきれていないように感じる。


それこそ、R25のある意味すごかったところは
記事広告のすごさだったように感じる。
価格は高くても記事広告にして出すメリットがありそうな広告で
これにはびっくりした。
タブロイド紙になったことで本当は雑誌とは違う形態の広告を打つ必要があった。
それは、雑誌にあるようなグラフィック中心の広告ではなくて、
紙面に近い文字構成がしてある広告。
今回はドトールコーヒーの広告がこれに近くて、

これだけは広告の中でもちょっと目がいったが
それ以外の広告は効果薄そうだなぁと感じた。
効果が低くてもいいようなクライアントならずっと継続すると思う。
でも、リクルートの媒体は雑誌でありながら効果測定が取りやすいというのが
圧倒的な強みだったはず。
それがたぶん損なわれるであろう媒体でどうこれから勝負していくのか注目。


東急沿線での限定配付ということなので、
東急と手を組んでる媒体なのかなという感じもするけれど。
それにしても、リクルートの媒体資料は参考になるので
パワポの構成なんか勉強させてもらいます。