広告批評展@gggに行って、ラジオ・風とロックの公開収録を聞いてきた。

今日が最終日の「広告批評展 ひとつの時代の終わりと始まり」を見てきました。

僕は広告批評読み始めたのが大変遅かったので、
ものすごい思い入れがあるわけではないのですが休刊になると聞いたときはやはりショックでした。
その広告批評が休刊して約8ヶ月経った今、展覧会をやるということで
どういった意味があるのかなぁというのは考えないとなぁと思うところです。
(的外れでも、無理やりだとしても)


で、今日まで引き伸ばしていたのはラジオ・風とロックの公開収録が行なわれるから。
箭内さんと、広告批評最後の編集長河尻さんの話ということで大変楽しみに行ってきました。
こういった場の発言だからだと思うけど箭内さんの「広告批評のなかった8ヶ月」みたいな言葉を聞くと
ちょっと微妙な気分になってしまう自分がいるわけですけども。


さて、本題に。
今日の話を聞いていて思ったのは、
自分が思っていた以上に箭内さんが広告の価値であったり役割の引き上げについて考えているなぁということだった。
公開収録内ではクリエイティブ・ディレクターという仕事を世の中にもっと広めていくという話だった。
佐藤可士和さんもデザインで世の中のコミュニケーションをよくするための仕事をしているし、
水野学さんもデザインをラーメンぐらいの知名度に引き上げたいみたいな発言を聞いたことがあるような。
(水野さんのはあやふやなので合っているか微妙。)
電通とか、博報堂とかが新卒の就活ランキングで上位になるようになった今でも、
(今年は非常に不人気らしいですが。。)
広告の世界で活躍している方々はさらに広告やデザインの役割をもっと伝えていこうとしていて
(語彙力がない表現だけれども)頭が下がる思いというか、すごいなぁと思うばかりです。


あとはこれは企業側の努力と放送局の努力の問題だと思うけれども、心意気の話が良かったです。
視聴率のためだけにスキャンダラスな事件や芸能ネタばかりの番組ではなくて、
良質な内容のものに対して継続してやってほしいということで広告出稿するという心意気もありなのではないかという話から、
お金をどう使っていくかという商人(あきんど)の話に流れていきました。
前者の話はやっぱり考えものですよね。。
鶏と卵な部分はあるとは思うんですが、とりあえず放送しないといけないから番組作ってる感がどうしてもするものが多い。
けど、そうすると取材する金がないんだよみたいな話になってしまうしねぇ。


「編集」に関することなど面白いところてんこ盛りな話でちゃんとメモとって聞いておけばよかったなと思いました。
ちなみに、河尻さんはcococreviewというサイトで活動を続けていくみたい。
http://cococreview.com/
当然採算面でも大変だったのは理由の一つでしょうが、
表向きでは広告の批評が成り立たなくなっているためと休刊した広告批評の元編集長が
必ずしも信頼性が高いとは言えない「ウェブサイト」というメディアでどんなものを書いて発表していくのかすごく楽しみです。
(嫌味っぽく書いているように見えますが、全力の応援&期待文です)


ちなみに今日の公開収録の内容は来年の1月2日の深夜に放送らしい。
FM TOKYOなのでiPhoneユーザーの方はラジオ持ってなくても聞けますね!
http://www2.jfn.co.jp/kazetorock/
新年から熱い広告トークが聞けるチャンスですのでオススメです!