コンテンツ・クリエイティブディレクター

すごくいい記事を見つけたので紹介したいと思いまして。

・コンテンツ・クリエイティブディレクターについて
http://shimazoff.net/?eid=462

広告を単なるコミュニケーション上の表現としてではなく、コンテンツととらえたときに広告はかなり自由になる。

テレビであればCMという15秒、30秒の枠の中での表現を前提に考えるのではなく、テレビ番組の本編を含めた「テレビそのもの」を生活者との接点の一つとしてとらえる。
雑誌や新聞であれば、純広枠ではなく記事や編集面を含めて考える。
WEBやモバイルであれば、バナーのことも企業サイトのこともyahooなどのポータルのことも、個人のブログのことも、一切合切を考える。
街頭にあるもの、これまで広告としてとらえられられていなかったものも、生活者のタッチポイントという視点で自由に考える。

媒体ありきではなくて、伝えるためのコアアイデアを伝えるコンテンツベースで考えるやり方。
「コンテンツ・クリエイティブディレクター」という用語を初めて聞いたので、
注目して読んでみたけれど、おぉぉーと思いますよ。
めちゃくちゃ大変そうだけど、必要とされている人のように思います。


他にどんな人がやっているのだろ?と思って、グーグル先生に聞いてみたけれども出てこない。
直接に関係があるわけではないけれど、こんな記事を見つけた。


・コンテンツとしての新聞広告
http://adv.yomiuri.co.jp/ojo/02number/200701/01toku2.html
TUGBOATの岡さんと川口さんが新聞広告についてインタビューを受けているもの。
その中で新聞広告をコンテンツとしてどう考えるかみたいなことが書かれている。

川口 新聞広告も新聞というメディアに入る以上は、やはりコンテンツなんです。記事と広告は別ものに見えますけど、読者はそんなふうに見ていない。新聞広告を広告と思って見ているのは、広告業界の人だけだと思うんです。だから、通常の新聞広告は写真でも文字でも、記事とは違うトーンで作られている。でも、そういう広告は、「広告だ」ということで、実は読み飛ばされやすいんです。それが今の新聞広告が抱えている大きな問題です。
 新聞広告にとって大事なのは、記事に対抗できるどれぐらい優良なコンテンツになっているかどうかだと思うんです。以前、スターバックスの上場広告をキャッチもボディーコピーも記事と同じ大きさの文字でやったことがあるのですが、閲読率が非常に高かったんです。シチズンの広告も、実は記事と同じ大きさの文字を使っています。コンテンツがおもしろければ、その方が読者に広告だという意識を持たせずに読んでもらえる。

考えている人たちはやっぱり考えているなぁと思うのだけれども、
じゃあ立ち返って自分がそういった頭で広告を見れているかというと疑問符がつく。
さらに、逆にいろんなコンテンツをコミュニケーションの視点で考えることが出来ているか?
それはさらに出来ていない。
言葉が与えられると、それだけで認識の幅が広がる。
これからは意識していきますぜ。