セス・ゴーディン「ダメなら、さっさとやめなさい! 〜No.1になるための成功法則〜」
セス・ゴーディンの本を久しぶりに読んだ。
まだパーミッション・マーケティングを読んでもいないのに薄い本だからと手を出してしまった。
この人がこういう本出すのも何とも不思議だなと思いながら120ページぐらいの本で、
そこまで時間が取られるわけでもないし読んでみました。
自分なりのまとめとしては、
苦しいときというのは乗り越えると一番に近づく運命の谷か、そもそも進むことが出来ない行き止まりである。
そのまま何もせずに我慢するというのは最悪で、ここは頑張って前に進み続けるか、
もしくは進むことが出来ない行き止まりなら諦めて他の谷に移ったほうがいいという内容です。
読んでいるだけならそりゃ簡単なんだけど、
実際にはその運命の谷か行き止まりかその見極めが最高に難しいわけでその辺りも少しは書かれています。
つまり、撤退の理由と運命の谷の種類について一応説明がある。
説明があるけれども、それを冷静に見ることが出来るなら大変じゃないよ!って感じだろなと思う。
個人的に不満だった点は、この本の内容は企業経営という視点でも、個人のキャリア形成でも
活用出来るものだと思う。
だけれども、それが薄い本でごっちゃに書かれているとどれが自分に活用できる事例で、
どれは活用できそうにない事例なのかちょっと混乱する。
どちらかに絞ってもらったほうが読む側にとってメリットのある本になったように思う。
とはいえ、まだ今の仕事が運命の谷なのか、行き止まりなのか判定が難しい。
それに今違う谷を目指しても何の力もないし普通に無理ですがな。
読んでよかったなぁとは思います。
もうちょっと働いて読むとまた印象が変わるかもしれないなと思う。
本棚には置いておきたい本ではあります。ただ…。
解説なんかも本当に解説をしていてためになったけれど、これで1200円はちと高くないかな?
帯のビジネス本100冊分の価値とかもちょっと大げさでないかな?