ジャック・フォスター「アイデアのヒント」
今週一週間は帰ってからもやらないといけない仕事があったり、
疲れてたりで全然本が読めず非常にイライラだった一週間でした。
こういうときは読むペースがどんどん落ちて悪循環になるので、
読みやすくてさくさく進む本を読むことにしています。
実際に仕事を始めてみて、入社前の印象と一番違いを感じたのは、
「アイデアの必要のない仕事なんてないわー」
ということだったように思います。
自分が働くのは広告の業界だから、
クリエイティブを生業としている人たちは当然日々ビックアイデアを追い求めていくだろうけど
自分はその周りでサポートする仕事に近いしそこまで要求されないだろうーとか勝手に思ってましたが、
全然そんなことない。むしろ、うちの会社の営業はある意味クリエイティブな発想が要求される!
と1ヶ月働いてしみじみ思っています。
そもそも、私は「クリエイティブな発想」とか「新しいアイデア」とか言ったものを
アウトプットするのがとても苦手な人間であるので、
これはどうしたらいいのだろう?と悩む前にとりあえず本を読む。
読んだのはジャック・フォスターというアメリカの広告代理店で働いていた人の「アイデアのヒント」。
アイデア本と有名なのはジェームス W.ヤングの「アイデアのつくり方」ですが、
値段以上の価値!
確かにためになる
すべての「考えるひと」へ
基本
なので、ベースにあるのはヤングの5つのステップになっている。
この本を通じて書かれているのは「アイデアのつくり方」の5つのステップを
どういった精神状態で取り組んでいくべきなのか?という取り組みの姿勢であるように思う。
ヤングの本は素晴らしいと思うけれど、薄くて解説もなくて突き放されている感じが多少ある。
それに比べると、「楽しく取り組む」とか「答えはひとつではない」とか、
「型にはまった生活から抜け出して刺激を得る」とか「常識をやぶる」とか、
「もしこうだったらを考える」とか読んでいてアイデアを出してみたいと思うような
温かい本作りになっているように思うのです。
200ページちょっとで2時間かからないぐらいで読めるけれど、
自己啓発の部分も少なからずあるので今日から頑張ろうとも思える本になっています。
もし自分がアイデア本をプレゼントするなら、ヤングよりもフォスターのこの本だなぁと思います。