iPhoneアプリで人気のTap Tap Revengeの(たぶんの)収入戦略

1位はTapulousが提供しているゲーム「Tap Tap Revenge」で、App Storeユーザーの32%がこのゲームをインストールしている。「Tap Tap Revenge」は、音楽に合わせて表示されるドットを叩いて(tap)遊ぶもので、無料で提供されている。
http://markezine.jp/article/detail/7094

僕もインストールしてしょっちゅう遊んでます。Tap Tap Revenge2。
結構熱い曲が入っていて面白い。
例えば、Factの「A Fact of Life」とかThe Prodigyの「Omen」とか。
最近は有料のColdplayバージョンのリリースも兼ねてかLovers in Japan(Osaka Sun Mix)が
ダウンロード出来たりとかなかなか面白い。
とはいえ、こんなのが無料で使えていいのかいって話はあるわけでその辺の話を。


企業のiPhoneアプリの活用方法はいくつかあって、
有料アプリで収益を上げる、既存のwebサイトをiPhoneで使いやすくするためのアプリ、
電子書籍みたいなiPhoneの操作性を生かしたコンテンツなど。


iPhoneのアプリも初期は珍しさにダウンロードされていた(らしい)。
ただ現在は数多ほどのアプリがリリースされていて、
ユーザーが全てのものをチェックするのがかなり難しくなっている。
いくつかの記事を読むとリリース直後に
「おすすめ」やら「トップ25」といったカテゴリで掲載されなければ話にもならないらしい。
無料ならまだしも有料ならさもありなんといった感じでしょうか。


そういった中でTap Tap Revenge2は広告収入という戦略を取っています。
Tap Tap Revenge2はモバイル広告マーケットプレイスであるAdMobを入れることで
(どの程度の収入かはわからないが)売上があがっているのではないかと思います。
広告の収入の際に注目されるのは圧倒的な認知度もしくはシェア率。
iPhoneを持っている人なら誰もがインストールしているようなアプリをリリースできれば、
アプリケーションが飽和状態になったときの新しいアプリを認知させるときの絶好の媒体になる。
僕がチェックしたときもそのままAppStoreの違うアプリのページに飛ばされました。


先日、SVCツアーに行ったときに
Facebookmyspaceのアプリケーション制作で有名なRockYou!の方とお話できて、
そのときにRockYou!の戦略はユーザーにとって圧倒的な知名度を持つことで、
アプリリリースの際の広告を出稿してもらっていると話を聞くことが出来ました。
アメリカ(シリコンバレー?)のベンチャーではそういったシェア率、市場での認知度が
かなり要求されるのかなと今日改めて思いました。


日本はどうもこういった戦略が苦手というかこういった戦略を取りにくいところでしか闘っていないというか。
結局、言語の問題がデカイと思うんだけどねー。
一気にシェアを取るような戦略がとれないからこそ取る戦略を考えないといけないっすね。
このまま続けていくと全然関係ないところまで愚痴ってしまいそうなのでこの辺で。