ネット広告はどれぐらい伸びるのか、英米の広告費から考える。

インターネット広告のひみつさんが連続で海外の広告費の話をポストしていたので
これをもとに日本でのネット広告費について考えてみる会。

まず、ネット広告が猛威を振るっている国、イギリスでは

2009年4月1日、イギリスのIABは2008年のインターネット広告費を前年比17.1%増の33億5,000万ポンドと発表。総広告費が3.5%減少するなか、インターネット広告は好調。下半期にはインターネット広告費が総広告費の19.8%を占め、新聞広告費と雑誌広告費の合計を上回ったという。
http://www.netadreport.com/blog/2009/04/2008171.html

インターネット広告が総広告費の19.8%とかすごいな。
すごいなと思う辺りが非常に日本的なのでしょうか…。


ちなみにテレビが強い国アメリカでは…

2009年3月30日、IABは2008年のアメリカのインターネット広告費が前年比10.6%増の234億4,800万ドルになったと発表。第4四半期の伸びはポジティブサプライズ。
http://www.netadreport.com/blog/2009/04/200810.html

リンク先であるTechCrunchの記事で計算すると総広告費が$186.9Billionで
インターネット広告が$23.4Billionなので比率としては12.5%。
ちなみにインターネットの種類で挙げられているのは
Banner Ads、SponserShip、Classfields、Search、E-mail、Lead Generation
Rich Media、Digital Videoの8種類。


ちなみに日本は電通が発表した2008年日本の広告費によれば総広告費6兆6924億円で
インターネット広告が制作費を含めて6983億円なので比率としては10.4%。
制作費が含まれていても10.4%と日本でも存在感を示してきたネット広告。


制作費を抜いても10%を超えてくるのはほぼ間近なのかなと思いつつ、
とはいえもっともっと伸びてこないとネット広告では誰でも参入できるのでパイの奪い合いになり
全然ネットメディアの人たちもおいしい状況にはならないので頑張って欲しいなと思うわけです。
3つの国を比較するといいことがちょっとはあるかな?と思いつつも、
あまり面白いことはいえなかったという。もっと考えてから書かないといけないねという例として。