3人の須田さんが語った月刊インタラ塾に行ってきたはなし。

前々から行きたいと思っていた月間インタラ塾についに行けました。
http://intarajyuku.net/
今回のテーマは
「ユーザーが、一番偉い!」〜WEB広告界の3人の須田が語る、2009年度への挑戦〜
ということで博報堂で今も働いているもしくは出身という3人の須田さんが
9つのトピックを基に語っていました。


ものすごく個人的に衝撃だったのはエニグモプレスブログの話でした。
サービスとしてリリースするときに博報堂の先輩から
「お金を払っているのにメッセージをコントロールできないのは広告として成功しない」
と言われたエピソードを紹介し、
それでも、結果的にはクライアントに「コントロールできなくても話題になるほうがいい」と
受け入れられたと話していました。
そこで感じた経験として、webでメッセージをコントロールしようとすると炎上する、
ユーザーに自由に語ってもらうほうがいいということがあるようにお話していました。


この一連の流れ自体がかなり衝撃で、それでいいんだ!というのもあったし、
確実に意識の上で変化が起きているんだと感じました。
プレスブログに関しては、メッセージのコントロールが出来ないことはクライアントに伝えていて、
それでもクライアントは納得して出稿している。
炎上の話題自体は最近は少しずつ聞かなくなっているけれど、
確かに広告主がコントロールしようとしたことで反発が起きていた。
そういった一連の流れを経て、webでは広告によるコントロールはかなり難しく、
(といってもある程度のデザインはすると思うのだけれども)
ネタとして話題になれば御の字といった感じになっているのだろうか。


あとは、博報堂の須田さんが総合広告代理店という仕事にすごく危機感を持っていたのが印象的だった。
外から見てると、売上も下がっているしそういった面ではヤバイなぁと思っていたけれど、
ビジネスモデルそのものにそこまで危機感を持っているのがびっくり。
須田和博さんいわく、
「これから必要になる仮説探索型、技術、媒体(メディア)、ユーザー心理がわからない代理店はヤバイ」
とのこと。
仮説探索型キャンペーンってのはマス広告的な発想と最も遠く、
これをどう活用していくのかがポイントかなと思った。
最終的にはコンバージョンの責任の話まで出ていた。
どうやってクライアントからお金をもらうか、仕事で必要とされお金をもらうというのは大変なことだと
しみじみと思いなおした。
どうやったら、クライアントが納得してお金を払うのか。
これからの広告会社の動向をしっかりと注目して見ていかないといけないと思いました。


他にも、ブランデット・ユーティリティーとかコンテキスト消費とか面白い話があったりしたのですが、
かなり長くなるのでこのあたりで。
いやー、行ってよかった!もっと前の回から行けばよかったなぁ。悔しい。
今日の話題ぐらい普通に話せるようなりたい!。
もっと広告とかマーケティングとか考えないといけないし経験していかないといけないなと思う。
頑張ろう!