Google行動ターゲティング広告に参入のはなし

Googleは3月11日、「ユーザーの興味に基づく」広告のβテストを、AdSenseGoogleコンテンツネットワークとYouTubeで開始したと発表した。ユーザーが過去に訪問したWebサイトなどの情報を基に、ユーザーが関心を持つ商品やサービスの広告を掲載する、いわゆる行動ターゲティング広告になる。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0903/12/news027.html

ニュースがitmediaとtechcrunchにしか見つからなかったのでそのふたつの情報をまとめると…
techcrunchに載っていたのは…
・利用者のブラウザにcookieを設置して閲覧傾向を探る
・利用者の好みを600(!)のサブカテゴリに分ける


itmediaに載っていたのはグーグルはプライバシー侵害に対する方針として、

1つは透明性で、Googleが提供する広告についてはその旨を示すラベルを添付する。ユーザーはラベルをクリックすれば、Googleがどのような方法で、どんな情報を用いて広告を表示しているか、詳細を知ることができる。

2つ目はユーザーの選択。「Ads Preferences Manager」ツールによって、ユーザーは自分の「好み」として作成されたカテゴリーを閲覧できるだけでなく、編集でき、より自分が興味のある広告を表示させることができる。

3つ目はユーザーの管理権。ユーザーは広告主のcookieを無効にすることで、ターゲティング広告を遮断することができる。Ads Preferences Managerからもcookieの無効化が可能。

さらに4つ目として、プライバシー保護に関する情報ページPrivacy Centerの広告セクションを刷新し、同社の広告掲載方針について詳しく説明するとともに、ユーザーからのフィードバックを受け付けるとしている。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0903/12/news027.html

ということで、
・自分の好みを設定すればそれに合わせた広告が出力される
・ターゲティング広告自体遮断することが出来る
というのが注目されるところでしょうか。


サブカテゴリが600というのがすごいな。50とか二桁ぐらいだと、
それぐらいしかないの?それで本当にターゲティング出来るの?と思うところがあるけれど、
600とか言われると最早どんなジャンルがあるのかすら想像がつかない。
ただ、広告主としては600の中からどれ選べばいいんだろ…ってなって、
結局たくさんのカテゴリに出稿してしまうみたいなことになりそうな気がするけれど。
ユーザー側も同じで、600もあるサブカテゴリでこれはよいこれはダメとか分類するのは
想像するだけで相当大変だからGoogleの判定のまま受け入れるか、遮断するかの2択になりそう。


Googleは検索という強力な武器を持っているので、それを生かした手法だろうなと思いました。
(技術的なことはよくわからん点もありますが)