勝間さんの「MBAを実社会でどう生かしていくのか」という講演を聴いてきた

中央大学の後楽園キャンパスで行われた勝間さんの講演を聞いてきた。
http://www2.chuo-u.ac.jp/cbs/news/news15.html
今まで後楽園のキャンパスはほとんど行ったことがなかったので、
図書館なんかも見学してきた。
後楽園の図書館は場所も狭ければ蔵書数も少ないというトンデモ図書館だった。
蔵書が少ないとか、研究どうするんだろう…と普通に疑問だ…。
学生証は同じで入れることはわかったので、
就活のときに使ってれば無料で時間潰せてよかったかもなーとか思った。
長時間いても、そして寝てても大丈夫な場所って少ないしね。


そして、まだ献花台の上にはたくさんの花が置いてあって事件は解決していないのだなと
しみじみ思った。もうテレビでは全然扱っていないけどね。


さて本題。
最近MBAに少し興味を持ち始めている。
きっかけは、海外のMBAについて話すある人にあったから。
海外のMBAホルダーは卒業して会社を興すけど、
日本人は英語でビジネス出来るようにもならないし、
勉強していてもマインドが違うという感じのことを話していた。
その人は海外のトップのビジネススクールに行って起業したいとのこと。
MBAって取ってもその後どうするんだろう?みたいな素朴な疑問がその人と話したことで、
ちょっと解消されたし自分もそれなら取ってみたいかなぁと思い始めていた。


そんなときに早稲田のMBAを取った勝間さんの講演があるということで申し込んだ。
勝間さんがどんな風にMBAについて語るのか興味があった。


講演の流れとしては…
「若年層差別」が起きている時代
→自己防衛として、自分をグーグル化する必要がある
→「グーグル化」、要約すれば(お金、時間、体力の)浪費をせず、(自己)投資をするということ
→究極の自己投資はMBAである
という感じ。


勝間さんの話していたMBAのメリットは3つ
1.通常業務では身につかない、知的プロフェッショナル、リーダーとしてのスキル
2.本など独学で試すよりも、確実に高度な内容を効率よく身につける
3.自分だけでは開拓が難しい人脈を容易に作ることができる
ただ、それ以上に話の中で強調していたのは学習するための強制的な仕組みが作れるということ。
ビジネススクールに通うようになれば、授業を受けるだけで毎日3時間以上は勉強することになる。
強制的に勉強しなければ1日3時間も平日に勉強するのは無理とのこと。
ビジネススクールにお金を払って通うということ金銭的負担を自ら支払うことと
同じ志を持った仲間とコミュニティワークが出来るのが学習を効率的にするそうです。


また、質疑応答では海外と国内どちらのビジネススクールで学ぶのがいいかという質問も出た。
個人的にはこれが一番聞きたかったのでナイス質問と思った。
国内のメリットは母国語で学べるので理解が早い、働きながら取得できるのでリスクが少ない。
デメリットは学んだ後で結局英語の元論文に当たらないといけないので
勉強が二度手間になることがるとのこと。
海外で学ぶ場合にはある程度条件つきになるようで、
・英語や海外での人脈など無形の資産が必要な場合
・就職のために、海外の一流MBAが必要な場合
の2つが自分にとって重要な場合は海外のビジネススクールがいいそうですが、
海外のビジネススクールにはアジア枠があるため、
日本人が企業の支援枠などがない状態で合格するのは相当難しいとのこと。
国内で学ぶのも海外で学ぶのも、学習内容については差がないと言ってました。


また、論文やケースのデータベースに触れることが出来るのもメリットと言っていました。
海外だろうが、国内だろうがビジネススクールに行って最高の成果を得るには、
英語を徹底的に勉強しておいたほうがいいということだけははっきりしました。
あと、4月までに「グーグル化」の本もう一度読み直しておこう。


追記
勝間さんは失敗することも大事みたいなことを言っていたけれど、
ビジネススクールケーススタディは誰にも迷惑をかけず失敗できるいい機会になるようです。
起業してから失敗すると大変なことになるけれど、
事前に失敗できる機会としてもいいのかもしれないですね。
興味がわいてきましたが、中大のビジネススクールに入れるのは当分先のことになりそうです。