「2008年、「iTunes Store」で最もダウンロードされた楽曲が発表」のはなし。

iTunesの発表した2008年の年間「トップソング」チャートによると、1位となったのは、青山テルマ feat. SoulJaの「そばにいるね」。1月23日にシングルリリースされたこの楽曲は、着うたフル(R)で史上初の200万ダウンロードを突破。ギネスブックにも「日本で最も売れたダウンロード・シングル」として掲載されるなど、2008年、圧倒的な支持を集めた楽曲といえるだろう。ちなみに、7位には青山テルマの楽曲「何度も」がチャートインしている。
http://www.barks.jp/news/?id=1000045376

ということで、ランキングが出ていてだいたいがいわゆるJ-popな曲。
僕自身はほとんど聞かない曲ばかりだけれど、このランキングをパッとみたときおぉ!と思った。
というのも、個人的にはitunesで売れてるのは洋楽な曲たちなのかなと思っていたからだ。


itunes storeの一ユーザーの視点で見ると、itunes storeは正直購入しにくい。
appleのIDとか取得しないといけないし、
クレジットカード持ってないとプリペイドで買わないといけないし。
一曲150円という価格もレンタルショップと比較したらちょっと高いし。


決済の面で見ればケータイでの着うたのほうが遥かに優れているわけで、
着うたを利用しているような層が聞いてる曲はitunesでの売り上げは下がると思っていた。
でも、実際いろいろな使いにくい状況があるなかでもそういう人たちが買っているんだなぁと思った。
しかも、邦楽がたくさんランキングするってことは一人一人が結構な曲数買ってるんだろう。
これは自分の中では相当新鮮な発見。
mixiの日記とか見ると、「青山テルマwww」みたいな発言とかあるけど、
自分はあんまりそうは思わない。そもそも聞いたことがないから批判も出来ないし。
データであろうが、CDであろうが音楽を買いたいと思う人がいるのはいいことだと思う。


最近はヴァイナルにデータのダウンロード権がついたものが販売されているらしい。
音質だけ考えたらヴァイナルのほうがいいわけで時代の変化でCDのメリットも薄れているのかも。
どうせipodに入れるならデータで十分。DJのときはレコード使うぜってことでしょうね。
CDが作った文化は60分ぐらいのアルバムを作られるのが好まれるようになったことぐらいで。
60分で12曲ぐらいだと、1曲がだいたい5分だから、1曲の尺が長い。
これがデータの販売になれば、レコード文化特有の
3分強の曲が12曲入っていてトータル40分のアルバムであったり
それこそ2時間のMIXだって販売できる。
アーティストの表現がすごく自由になるわけで、データ販売はとてもよいと思うわけです。


無理矢理まとめに入ると、
CDが売れない売れないっていうけど、その発言そのものをもう少し考え直したほうがいいのかもと思った。
共有ソフトの影響で売れないとか言われているけど、微々たるもんでしょ。
曲自体はめちゃくちゃ売れている。着うた200万ダウンロードとかレコード会社ぼろ儲けだろ。
見直すべきは、CDという媒体の売り上げでランキングをつけることなのかもしれないし、
CDという媒体で販売することそのものなのかもしれない。