「ライオン、大学の女子トイレを活用したプロモーション」を読んで。

無料コピーサービス「タダコピ」を展開する株式会社オーシャナイズは、ライオン株式会社の解熱鎮痛剤「バファリンルナ」のプロモーションを大学の女子化粧室で展開したことを発表した。
http://www.findstar.co.jp/news/syosai.php?s=000556

とりあえず、すごいバカっぽい反応をすればオーシャナイズすげぇ!
なんだけど、それだけだと余りにアホなのでもうちょっと考えてみる。


「コミュニケーションをデザインするための本」の中でも大学生へリーチするメディアとして、
タダコピが取り上げられていてこういうキャンペーンの使い方が出来たらすごいなと思った。


ただ、タダコピでは時期によってリーチしない層が一定数いて
例えば4月は新入生勧誘のチラシですごい枚数配られるのでこれはかなりリーチ率が高い。
あと、テスト前は残念ではあるけどノートをみんなコピーしまくるので使う。
でもそれ以外の時期でコピー機ってうちの大学ではあんまり使うニーズがないような。
ゼミの配布資料は学部図書館でコピーできるし。
そうすると、ポツポツと大学生全体にリーチしない期間が出来る。
(あくまで全体であって、タダコピ自体にはだいたい人が使ってる。)


この新しい試みはオーシャナイズがタダコピの会社から
大学生への広告、プロモーションを行う企業となる進化みたいなものの過程なのかなと感じました。
コピー機を大学に入れるだけでも最初は相当苦労していたから、
このトイレのも大学との交渉が大変だったのだろうなと心配してみたり。
大学が広告だらけになっていくのにはまだ抵抗が少しあるものの、
ふと気を抜いたところとか便利になるのならいいかなと思う。
そういった意味ではナイスなメディアを手に入れたんじゃないでしょうか?
(今後も継続して使えるのかは知らないけれど。有効な企業があるかもわからないし。)
広告出稿をしているのがライオンだから出来たってのもあるだろうけど面白いなと思いました。
見にいくことができないのは残念ですが。