M.J.アドラー、C.V.ドーレン「本を読む本」

ふと思ったわけです。
ちゃんとした、書評みたいなものは書評で書かなければいけないものがわかっていない以上に、
本をどうやって読むかすらよくわかっていなかったのではないか?と。


そんなときに、内定先のメンターの方から学生のときに読んでおけばよかった本として、
この「本を読む本」を紹介していただきました。
本を読む本 (講談社学術文庫)
タイトル通り。今、自分が読むべき本だと思った。
一回の読書でよりよく内容を理解するために。
読んでみて思った。
分析読書を意識しなくても出来るレベルになるのが卒業までの目標かもしれないと。


と思ったのにはさらなる理由があって、
先日、ゼミに出た際、後輩がまとめていたレジュメを読んでのこと。
どうやら、その後輩が重要だと思った部分を引用しているのは分かるのだけれども、
その労力の割りに何とも分かりづらい。
その時は、何が原因なのかイマイチわかっていなかった。
そのレジュメよりもゼミの先生が「この章は〜について書かれている」という一言の方が
遥かに理解を手助けするものになった。


この本を読んだ後なら、
レジュメに必要なのは、その章の内容をまとめると何を言っているのか?
また、その結論を言うための理由は何か?
といったものが必要なのがわかる。
(たぶん、レクチャーしていたのだろうけど真剣に聞いていなかったのかもしれない。反省。)


ゼミでやっていることは本を「分析読書」した上で議論を交わすということなのだろう。
だとすれば、卒業までにこれぐらいのことは出来なければいけない。
より積極的に読書を行い、より深い理解を得るために、
「分析読書」に値する本を読んで練習を積んでいきたいと思う。

本を読む本 (講談社学術文庫)
モーティマー・J. アドラー C.V. ドーレン
講談社
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2 難しい
4 時代を超えるもの
5 あなたにルールとプロセスを導入する良書
4 是非身につけたいスキル
5 読書の目的が意識化できました