高橋酒造株式会社のShiritori-ring

広告系のブロガーの人がこぞって取り上げているので重い腰を上げてサイトを見てみました。

しりとりで人の輪をつなげよう Shiritori-ring。


キャラクターの中には、選択した地域ごとの焼酎に合うおつまみが表示されたり、
(僕の場合は神奈川県なので、しゅうまいですね。)
しりとり中にあるキーワードを入れると特別なムービーが見れたりと
面白い仕掛けになっているようです。


トライバルメディアハウスの池田さんはブログで、

日本酒も焼酎も、よくメーカーさんは「何とか若い女性にも飲んでもらいたい!」とか考えて、いろんなコンセプチュアルな商品開発をしたり、柔らかい広告展開を行ってきたわけですが、今回のこのキャンペーンの「ゆるさ」はいいですねぇ。
(中略)
商品の持つ世界観や、商品を消費することによって「頭で」味わえるメンタルベネフィット(ここでは「ほんわかする」というメッセージ)や、「しろ」という商品の指名検索数を増やすこと(リスティングは待ち伏せ広告なので、まず待ち伏せるまえにそこに来てもらえるよう(検索してもらえるよう)な動機付けをしなければならない)に取り組んでいるように感じます。
http://www.tribalmarketinglab.jp/communitainment/2008/10/post-6f45.html

と言っていました。
若い女性に飲んでもらいたい。商品名を覚えてもらいたい。商品の持つ世界観を伝えたい。
そういったいくつものニーズがある上での解決策だということですね。
商品名をしりとりで入力出来るとムービーが見れるというのがにくい演出です。
ただ、商品名を連呼するCMよりもよっぽど深い効果がありそうな気がします。


でもそう考えると、このムービーに出てくる芸能人がくりぃむしちゅーってのはどうなんだろ?
若い女性はくりぃむ好きなのかな??
若い女性が好きそうな芸能人を使って、ムービー取るのとどう違うんだろう?


おまけ情報としては、この焼酎「しろ」を見て思い出したのは先日まで取り組んでた宣伝会議賞

おぉ。どんなの出したか全然覚えていないけれど、
女性に飲んでもらいたいなんていう企業側のニーズをまるで汲取らずに課題に取り組んだ気がする。
宣伝会議賞にも企業協賛しているみたいだから、
クリエイティブが持つ力で何とか多くの人に飲んでもらいたいと思っているの感じかなぁ。
うーん、これを機にもう一回考えて提出しなおそうかしら。