吉岡友治「世の中がわかる「○○主義」の基礎知識」

サークルの後輩が忘れていった本を無理矢理借りて読破。
後輩の予備校時代の先生だったらしいです。
世の中がわかる「○○主義」の基礎知識 (PHP新書 470)
ネオリベとかネオコンとかの思想は自分でも本読んだり調べていますが、
この本はかなり網羅的に扱っていてかなり痒いところに手が届く内容。


個人的には「いったいどうすれば、私は個性的になれるのか」のロマン主義キュビズム等の説明が
とても役に立ち、これからも活用するだろうなと思いました。
美術リテラシーが全然ないのに頑張ってみている状況なのでこういう本で一言説明があるだけで、
なるほどなぁと思うわけです。
この本のいいところは経済・政治・社会・愛情などなど多岐にわたる「〜主義」が
分量の偏りなく、また適度な引用を用いて説明されているところです。
引用があることで、説明に対して具体性が出てわかりやすく感じるわけです。
なるほど、参考にします。


もちろんそれぞれの〜主義にはたくさんの説があったりするわけで、
これを読んだだけでわかったような顔をするのはダメだと思いますが、
〜主義って言われて「あぁー、難しそう…。」と諦めてしまわない頭は作れるように思う。

世の中がわかる「○○主義」の基礎知識 (PHP新書 470)
吉岡 友治
PHP研究所
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おすすめ度の平均: 4.0
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