アネット・メサジェ:聖と俗の使者たち
今日はせっかく都心のほうに行くということで、森美術館の展示を見てきました。
http://www.mori.art.museum/contents/annette/index.html
森美術館は入るまでの盛り上げ方が好きですね。
アネット・メサジェはフランス現代美術の女性アーティスト。
ぬいぐるみなんかを使った作品は女性らしさを表しているのでしょうか??
2000年頃の作品からは吊る作品がとても多くなっているように感じました。
作品から感じられるテーマは死であったり、人間の攻撃的な部分な気がするのですが
上から吊るしているいくつかの作品はそれをより強く描き出しているように感じました。
そう思うのは牛の吊るされている場面や
それこそ映画「ダンサーインザダーク」のラストを連想してしまうからです。
また、2005年のヴェネチア・ビエンナーレに出品された『カジノ』の1部分が展示されていました。
(ヴェネチア・ビエンナーレでは全部で3つの作品で出来ていたみたいです。)
座ってじっくり見ることができる作品ですが、赤い色がすごく印象的でした。
他の2作品も見たかったなぁ。
あと個人的に気に入ったのは、『槍』という作品と『たよったり自立したり』という作品。
これは『槍』。
展示全体を通して、うーむと考えさせられる作品が多いです。