ランディ・パウシュ「最後の授業 ぼくの命があるうちに」
余命3ヶ月〜半年と医者から宣告されたランディ・パウシュ教授の文字通り「最後の授業」。
youtubeでも話題になっているようですが、これはその授業を書籍化&追記したもの。
前々から読んでみたいと思っていましたが、大学の図書館に新刊として置いてあったので
これを機に読んでみることにしました。
まず、初めに書かれているのは最後の授業に臨む前の話。
残りの貴重な時間を家族以外のために使うことの葛藤、
そして、最後に何を話すべきか、そのテーマ。
最後に語ると決めたのは、『子供のころからの夢を本当に実現するために』。
読み始めは、最後に語りたいと思うのはこういうテーマなのかーと思いました。
個人的に刺さった話
- グレアム監督が教えてくれた「頭のフェイント」
これは最後まで読んだ人・見た人なら全員納得のトピック。
身をもって体感するとは思っていなかった。
- グループでうまく活動するこつ
書いてあることは、「礼儀正しく」とか、「代表として問いかける」とか基本的なことばかり。
でも、気を抜くと出来ないことが多い。
グループで作業することが多いので気をつけます。
- 「最初のペンギン」になる
経験とは、求めていたものを手に入れられなかったときに、手に入るものだ。p172
いい言葉ですね。
- ひたむきに取り組む
近道を探す人はたくさんいる。僕は、最高の近道は長くかかることを知っている。
一生懸命にやること、それだけだ。p182
これも基本だけど、忘れがち。
- 自分に値しない仕事はない
「郵便の仕分けは自分の能力に値しない仕事だから、うまくできません」という言い訳は、誰も聞きたくない。自分に値しない仕事などない。郵便を仕分けできない(しようとしない)なら、ほかの仕事ができるという証拠がどこにあるのか。p200
これから社会に出るにあたって、この言葉はいつも自分に問いかけたい。
感想
この本は、残り数ヶ月しか命のない人がその貴重な時間を割いて書かれた。
(自転車で運動中に、電話で話したものを書き起こしてもらったそうな)
それだけ、貴重なものだし、大事に読まなければいけないものだと思う。
今まで時間がなくて、動画を見ていなかったが、それは失礼な話だなと思った。
と書いてみて、
みんなの貴重な時間をもらいながら生かされているんだなと23年生きた今になって気が付いた。
なんかすっきりした。
全てのパパに読んでもらいたい!!
知的好奇心の塊という人は,人生を楽しめるのですね
人生に対し真摯に向き合うこと
私だと余命いくばくと言われて何をするだろう?