茂木健一郎の「脳を活かす仕事術ー「わかる」を「できる」に変わる」を聞いた

脳科学者として、テレビや雑誌などたくさんのメディアに出ている茂木健一郎の講演が
茂木健一郎 クオリア日記』にいくつか公開されている。
今回は9月9日に公開された講演を聴いての感想。
ダウンロードはhttp://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/2008/09/post-1ba6.htmlから

講演の公開

久々に講演の音声データが公開されたなぁと思ったら、すごく高音質でびっくり。
日本語でこの内容のものが無料で聞けるということに本当に感謝しなければ。
海外の、主に英語の講演についてはAppleitunes Uで公開されている。
でも、日本語のものは東大や多摩美なんかが少しずつ特徴のある授業を公開しているくらいで、
まだまだ数として不足しているしそのプラットフォームがないような気がする。
itunes storePodcast配信しかないからなぁ…)
tamabi.tv http://tamabi.tv/lecture/index.htm
東大.TV http://todai.tv/
知の高速道路に乗ろうとしても、その前に英語が必要になる。
その英語の学習を嫌がるのはただ甘えているだけなのだろうか。

講演の内容

やはり心に留まったのは、最初に話をしている運動性学習と感覚性学習を
バランスよく行うという話。
いいものはわかっていても、それを創れるわけではないというのは
確かになぁと思うところ。
また、運動性学習が不足してくると、理想ばかり高くなってなかなか満足できなくなる。
わかります。よくあります。それでよく挫折してます。


自分もかなり感覚性の学習に片寄ったことばかりしているので、
(文献購読ばかりでなかなか論文を書いたりは出来ない…)
もっと速度を上げて考えをまとめて文章にしてみるというのは大事なのだろう。
ブログに記事を上げるというのでもいいのだろう。
この講演の最初に引用していた「Why doesn't he write it find out!」(合ってるかな…。)
ってことだろう。頑張ろう。


あとは、後半に出てくる自分が何者かわかった(つもりになった)瞬間に
成長が止まるという話もそうかーなるほどなぁと思うところ。
どうなるかわからないという偶有性による成長の機会を失ってしまうということらしい。
あとは、「知らない」ということをもっと大事にしたほうがいいと。

まとめ

あと半年もすれば自分がどういう場所で働くかが決まっている状況。
ただ、その状況に甘えていてはいけないということだろう。
甘えた瞬間、人間の脳の成長が止まるということだと思う。
これやったら、面白いというアイデアはあるものの本当にカタチに出来るだろうか
という不安が大きくなり止めてしまうことが多くなっている。
これはなんとかしないと、社会人になってから困るだろうなぁ。
うーむ。