「ニューリッチの世界」を読んでみた

最近、サークルの課題でビジネスプランを考えよう的なことをやっていて、
ちらほら話題になるのが「富裕層」をターゲットにしたビジネスでした。


ちょっと前に、富裕層マーケティングの本が書店でフィーチャーされていたのは
記憶に新しいですが。
そんなブームの中で早いうちに出ていた一冊がこの「ニューリッチの世界」で
かなりお安く手に入ったので、この機会に読んでみました。


読んでみた感想は、学生が富裕層をターゲットとしたビジネスやるのは難しそう。
という感じ。そんなの当たり前だろうっていう突っ込みはありますが。
と書いて終わりでは芸がないので、ちょっとまとめてみる。


この本でいうニューリッチとはどんな定義かといえば、
「年収5000万円以上、金融資産1億円以上」
というものだそうで。
どんな人たちなんですか、その人たちは!?
みたいな普通の突っ込み力しかないのですが、
種類として書かれているをいくつか引用すると
・プロフェッショナル・リッチ…医師や弁護士、ディーラー、芸能人とか
・「勝ち組」リッチ…社会のトレンドに乗って成功した人、起業して成功した人とか
・リタイアメント・リッチ…大手企業に長年勤め、幹部となって引退した人
等等だそうで。
結構、予想通りの人たちですが、周りにはいません。


で、この周りにはいない理由なんかも一応書いてあって、
こういう人たちはこういう人たちなりのスケジュールや場所で
行動しているとのこと。
モナコグランプリは見に行きますとか、
しっかりとセキュリティのついている家じゃないととか、
いくらセキュリティがしっかりしていても普通の人とは一緒に住めないとか
そういう感じですね。


で、こういった人たちは子どもに「資産」を遺すために
教育に力を入れることが多いらしいです。
(お金の資産はなくなってしまうが、教育はなくならないですからね)
海外のハイスクールや、大学事情もかなり詳しく書いてありました。
これを読むと、自分に子どもが出来たらどうしようか…
なんてことをしみじみ思います。
私立に入れたり、留学させたり出来るぐらいお金があればいいけども。


ということで、お金の使い方にしても購入方法にしても自分らとは全く違うわけで、
学生ごときがこの人たちをターゲットにするようなビジネスを考えても、
机上の空論を妄想する人たちでしかないという悲しい感じなのだなとしみじみ。