「カーニヴァル化する社会」は難しかった…


流れと勢いで鈴木謙介さんの「カーニヴァル化する社会」を学校で借りて読んでみました。
いやー、難しい。社会学的なベースがないので論理だてられても吸収できないみたいな感じでした。


「ハイテンションな自己啓発」と「宿命論」の間で揺れるのが若者の雇用問題というのはすごくよくわかる。
(いつかやりたいことが見つかる!ということと俺にはこんなことしか出来ないんだ…の間で揺れる)
これは、就活のエントリーシートで将来の夢とか聞く欄が多いんだよね。
これがあるから、みんな急に自分のやりたいこと・目標・夢を探す。
企業は自分たちのところに入ってくる人しか要求していないんだろうから、
その質問の答え(夢)が見つからずに就活諦めるような人がいたらどう責任取るんだろう?
みたいな疑問はナンセンスなんだろう。


後は、これに監視社会的なデータベースを絡めて説明するのはすごいおもしろいなぁと思った。
ちょっと自己啓発からは外れるけど、例えば…。


自分の好きなアーティストをHMVで検索すると、レコメンドで他のCDも勧められる。
それを共有で落として、さらに気に入ればそれをHMVで検索してレコメンド見て、共有で落として…。
これを繰り返して、自分の今聞きたい音楽を探す。
これが自己啓発でも可能な世の中にもなっている。
最も自分に合ったロールモデルは誰なんだろう?最も自分に合った仕事は何なのだろう?
そんなものは見つかるはずがないのに、データベースとアルゴリズムによるレコメンドに踊らされる。
まぁ、怖い世の中になったものです。


ま、本に書いてあった内容と自分で考えた内容がごちゃごちゃになっていて
大変読みにくい文章になってしまいました。最低ですね。ごめんなさい。
とりあえず、社会学の基礎はちょっと勉強しようと思った。
このままじゃ、語り方が分からないままになってしまう。