茂木健一郎の公開対談聞いてきた

昨日、今日、明日と講演に3日連続参加予定でテンション上がりっぱなしです。
今日は、勝間和代さんの08卒業生向けの講演。
明日は、風とロックの箭内さんの講演に行く予定。


で昨日は茂木健一郎
文部科学省の情報ひろばというところで、
青木文化庁長官トークサロン「カフェ・アオキ」というイベントがありました。
http://www.mext.go.jp/joho-hiroba/event/index.htm
青木文化庁長官と茂木健一郎の公開対談でした。
席数はあまり用意されていませんでしたが、満員でした。


テーマは「脳科学と文化芸術」
記録には取っているのですが、時系列に並べられないので以下気に入ったところを

  • 体験の一回性の輸出

絶対秘仏はお寺の住職でも見ることができないもの。
何十年に一度の公開では記録に取ることが出来ず、脳に記憶させるために必死こいて見る。
そういう体験は他の文化ではあまりなく、日本文化のそういう部分を輸出したらいいのでは?
みたいなことでした。
京都に行って思うのも、言葉に出来ない感じをどう脳で記憶するかみたいな部分な気がしますね。

  • 最初から本物の音楽を聞かせる

子どもにも本物の音楽を聞かせたらいいみたいな話。
(何が本物の音楽なのかって話ですけど)
これに関連すると、「もっと早く出会っていればどう感じたか」という話もしてました。
メディアというフィルターを通して体験している気になっているけれど、
生で見ることの違いについて強調して言っていました。
昨日は東大寺でお水取りがあったということでそれも事例として挙げてましたね。
やっぱり、直に触れることとそれを見る歳の感じ方の違いはあるよなぁ。

  • 日本から輸出する文化は?

サブカルについては勝手にやっていればいいと。勝手に広がるからーみたいなことらしい。
(オタクについてもひとこと言ってましたが、活字にしないでと言ってました…。)
小林秀雄の批評が英語で翻訳されて出版されていたら、ノーベル文学賞を取れていたかもしれない
という件から、日本のインテリの考えていることは外から見るとブラックボックスだと言っていました。
海外に輸出できるものはたくさんあるのにそれが出来ていないと。
小津安二郎の墓に外人の人が行った動画がyoutubeにあるとかないとか。
そういったことを僕ら日本人は知らないでいるからねー。困ってしまいます。

  • 大学の話

また、文系・理系について怒る茂木さん。
「専門」という言葉をだしてしまった時点でインテリではない、
大学の教授たちなんて、業界団体じゃんみたいなことを怒って(?)言っていました。
大学の教授のことはわかったので、僕ら大学生がどうサバイヴしていけばいいか聞きたかったなー。
とりあえず、本気で全ジャンルを横断するべく勉強するしかないんだろうなー。


はい、全くまとまっていませんがそんな感じ。