値上がりはそういう原因だったのか

消費財の値上げについて、「伊藤洋一のビジネストレンド」というPodcastで言及していました。
ちなみに、値上がり商品は
http://www.pressnet.co.jp/2007_11/1123_01.shtml
をご参考までに。

この値上がりの原因は?

70年代の値上がり、オイルショックが起きた状況を分析して説明していました。
70年代は第2次大戦からイタリア、ドイツ、日本という国が立ち直り、
財・資源を消費する人が爆発的に増えた。
結果的にアメリカが支えきれなくなり、モノの価格が上昇したとのこと。


これを今に当てはめれば、ベルリンの壁が崩壊して社会主義が崩壊。
グローバリゼーションにより、資本主義を基本フォーマットとする国に変身した。
さらに、インドと中国という人口が多い国の成長。
現在、ヨーロッパや日本、アメリカといった国で豊かな暮らしをしている人たちがいる。
そんな暮らしに憧れて、一生懸命働き裕福になる人が山ほどいる。
Podcastでは30億人規模ではと言及していた)
これは、30年ぶりの価格革命だということです。

で、日本に住んでいる俺は…(私見

IMFによる、今年の世界経済成長率は先日引き下げられたにしても4.1%。
サブプライムローンの問題で)
それに比べ、日本の成長率は1.5%。
もう、世界が成長するスピードに日本がついていけない状態になっている。


日本国内での消費財の価格上昇も世界の影響を受けているということを
実感しなければいけないということ。
海外に行ったことのない自分からすると、もうわけがわからない状態です。


徐々にではあるけれど、財・資源を必要としている人が増えている。
モノの価格が上昇するのは、あと十数年続くのかもしれません。
(需要と供給の問題だ…。)
だって、あとアフリカが残ってるんだぜ。
でも、日本がこれ以上豊かになる感じってしないじゃん。


ってことで、今までは日本の成長と世界の成長がリンクしていたから
生活がどんどん良くなる感じがしたけどね。
(って、僕が生まれてからはそんなことはなくものすごい閉塞感でしたが。)
これからは大変だろうなー。がんばろう、俺。