「ベスト・キッド」見てきた!

TOHOシネマズ川崎にて。
http://www.bestkid.jp/
「悪人」見に行く予定だったのが満員で見れなかったので、
こんな機会でもなければ見ないだろと思って、しょうがないかぐらいの気持ちで見たんですけど
途中から号泣でしたよ。超よかった。
一人の少年の成長物語と言われればそれで終わりなんだけどすごくうまく出来ている。


ジェイデン・スミス演じるドレの表情がすごくいいなあと思いました。
特に怯えたような表情とコミカルな表情の落差がすごく大きくて、
いじめっ子にいじめられている場面であったり、試合に臨む前の顔つきと
ガールフレンドの前で見せる表情の違いによって、
いじめがいかにドレにとって辛いものなのかが伝わってくる。


また、賛否が別れている部分である修行シーンは僕はすごくうまく出来てるなぁと思いました。
ジャッキー演じるハンさんがドレが身につけていない服の片付けというところに目をつけて、
服の脱ぎ着を修行に用いているんですがこれは修行一日目の家のシーンでも、
試合のシーンでもギャグ的に使われていたりとすごく生きているように思います。


そして、何よりもドレの成長がとても素敵。
肉体的な成長部分は映画後半に嫌というほど見せつけられて大変納得がいくつくりになっているのですが、
よく考えると精神面での成長があまり見られず子どもっぽいまま試合に臨むのですが、
ドレが師匠であるハンになぜ試合をするのか理由を言うシーンでドレもドレなりに考えていることがわかり、
その言葉に涙が止まらない状況になってしまいました。
俺なんか乗り越えなければいけないものから逃げ続けているような気がするな。ドレはエライなと。


あとはなぜか北京の観光地案内的な映画の作りになっているのも自分には好印象で、
中国で唯一行ったことあるのが北京なのでコールハースの電子台カッコいいなーとか、
万里の長城行ったなーとかオリンピックスタジアムも見たなぁと懐かしんだり。


あとは比較的年齢の低い少年たちがメインに出ているんですが、
カンフーシーンがすごいガチに見えるのが大変恐ろしかったです。
普通にアクション映画としてもかなり熱かったです。
ハンとドレの修行シーンも後半からかなり熱い感じでしたが、
最後の試合シーンはカンフーこええええええって感じでした。


なんだかまとまっていないのですけど、
映画全体を通して一人の少年が身も心も強くなっていく姿を見ることが出来る素敵な映画でした。
リメイクだからと言ってバカにしててごめんなさいって感じです。