ゆるふわ女子をもカツマー化させる?勝間和代「結局、女はキレイが勝ち」

タイトル見た瞬間、世の中の多くの男子が「お前が言うな」と叫ぶであろうこの本。
結局、女はキレイが勝ち
twitter上ではついに表紙に勝間さんが登場ということで「いろんな意味で」話題になっているような気がします。


タイトルだけ見ると、男子からすれば「そりゃそうだよね」ということなんですが、
読んでみたところ、これ「女」だけの話ではないなぁと思いました。
たぶん、他の本でも書いているのでしょうが、
「キレイは他人のためのコミュニケーション」とあってなるほどねぇと。
他の人が自分のことを見て、不快な思いをしないためにキレイにするわけで
自分がどう思うかではないってのは女だろうが男だろうが関係がないよなぁと。
男はスーツで仕事することが多いから服装でそこまで気を使う機会が少ないものの、
それでも自分に合うスーツとかシワがなるべくないスーツを着ることで違和感をなくせたり。。
いろいろ身なりで気をつけたほうがいいことはあるなぁと思いました。


外見のキレイだけだと大変身も蓋もない話になってしまうので、
外見のキレイと合わせて、内面のキレイも磨くための生活について書いているのはさすが。
30代以降は総合力で勝負ということで、経済力を高める話もモレなく書かれています。


あとは、読んでいて笑ってしまうほどの勝間節@恋愛編。
詳しい内容については本読んで確認して欲しいですが、
・誰かとホテルに行くより結婚
・不倫の費用対効果は最悪最低
・資産運用でも結婚生活でもリスクマネジメント
・美容代、使っていいのは収入の5%まで
長時間労働は女子を急速にオヤジ化させてしまう
さすがに、「不倫の費用対効果は最低最悪」には吹き出してしまいました。
不倫を止める文章として、「費用対効果」を出してくるのは世の中広しとも勝間さんぐらいでは。
(まぁ、止める経験をしたことがないので想像力が弱いだけかもしれないですが)


というわけで、今までガツガツ系女子に生き抜く術を伝授してきた勝間さんですが、
マガジンハウスから出版されたこの本でもうちょっとゆるふわな女性にもその思想を植え付けにきた感じです。
こうやってどんどん読者(信者?)が広がっていくわけで、これは男性的にはどうなんですかね。


結婚するということに関する精神的なハードル、
「結婚したら子供含め養っていかなければ…」みたいなことを考えなくてよい女性がどんどん増えていくわけで
男性から見た結婚のハードルを下げているのかもしれないですね。
ただ、恋愛にもガツガツした女性が増えるのはどうなんだろ。
いい男を狙ってくるハンターみたいな女性が増えつつ、
それから防衛する手段を僕らは備えていないわけでやられたい放題というかなんというか。
まぁでも、もともと世の中の多くの女性はしたたかでこの本に書いてある事ぐらい認識していて、
最初からこちらが罠にハマっているのかもね、とも考えてしまいました。


と読み終わった帰り道でtwitterにてこんなつぶやきを発見。

http://twitter.com/akihito/status/6792789579
キレイってそういうことなのか!??????と心の中で叫んでしまいましたが。
そして改めて、オーディオブックから、Perfumeまで聴きこなす勝間さんの自分磨きには絶対に叶わない。。
と思ったのでした。

結局、女はキレイが勝ち
勝間 和代
マガジンハウス
売り上げランキング: 66
おすすめ度の平均: 3.0
5 変身
3 過去の自分に勝つ
1 題名と中身が一致しないよ!