1日遅れですが、アドビのオムニチュア買収について。

Adobe Systemsは米国時間9月15日、ウェブ解析企業のOmnitureを18億ドル(1株あたり21.50ドル)で買収することを発表した。
Adobeの顧客は、人々の関心を引くエクスペリエンスにつながるソリューションを求めている。また、顧客はオンラインコンテンツやアプリケーションで効率的に収益を上げたいとも考えている」(Narayen氏)
http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20400086,00.htm

これはかなりのビックニュースで大驚きですけれども、
結局のところアドビはどんな未来を描いているんだろなというのが気になるところ。


共同通信の湯川さんは

リアルタイムの解析結果を見ながら、コンテンツ作成ができるようなツールを共同で作っていくのじゃないかなあ。
http://japan.cnet.com/panel/story/0,3800077799,20400098-10001509,00.htm


エリック松永さんは

今回のOmuniure買収によって、Adobeは作成されたRIAをさらに評価、分析、最適化を行うサイクルを加えることが可能になり、RIAの継続的なPDCAサイクルを顧客と共に行うことが可能になるのです。AdobeはこのPDCAサイクルを廻す領域に踏み込むことにより、顧客との関係を深め、戦略的なパートナーとしての地位を確立したいのではないでしょうか。


そして、AdInnovatorの記事ではフォレスターリサーチの記事が翻訳されていて

1.インタラクティブメディアには必ずWeb解析が入ってくるものに
2. CMS業界に新たな競争相手が
3. 広告とサイト解析が同じ屋根の下に
4. Adobeにとって安定した月極の収益が。
http://adinnovator.typepad.com/ad_innovator/2009/09/adobeomniture%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6forrester%E3%82%A2%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E3%81%AE%E6%84%8F%E8%A6%8B.html


業界人間ベムさんは

欧米の次世代広告マーケティングの発想は、どうやら、「測定」⇒「最適化」⇒「自動化」ということらしい。
広告の最適化は視野に入っていたが、オムニチュアのROIトラッキングは、サイトそのものの構築や動的生成などアドビの技術が十分に活用される。
http://g-yokai.com/2009/09/post-176.php


どうやら、ある時期までに高速でクリエイティブの効果測定、
またその結果を基にした最適化が出来る環境が整い、
(ある時期はアドビとオムニチュアの合同ツールが出るまで)
その後は自動で最適化される方向なんでしょうかね。


確かに自動最適化されたときに一番被害を受けるのはCMS業界で、
自分たちで動かしてアクセス解析をしなくても済む時代になるかもってことかぁ。
WEBコンサルの人とかも大打撃だろうなぁ。


PCウェブのコンテンツに作成に関する市場はアドビが圧勝するかもな状況かも。
マイクロソフトも頑張ってるけど、未だに解析系のサービスがないものな。
デジタルサイネージとかだと、マイクロソフトが一番手なのかも。
何もまとまっていなくてすみません。