どんどん身につけないといけないスキルが増えてしんどいなぁ。

今日パッと思いついたことなので、突っ込みお願いします。


うちの父を見ていると、家に帰ってくるとテレビをだらだら見て過ごしている。
だけれども、僕は勝間さんの本なんかを読むとフレームワークで考えるようになることが大事!
みたいなことを言っていてこれはいったいどういうことなのだろうと思う。

なんで父はそういった知識に躍起になっていないで、僕は躍起になっているのか。
2つのことを考えてみた。


ひとつは父がものすごい仕事が出来て、そんなフレームワークで考えるなんて余裕余裕。
だから、家ではテレビ見ていたって仕事には困らないのだ。
というもの。
これについては父に聞くしかないので置いておく。


もうひとつはフレームワークで考えるのは比較的最近の流れで、
父は全然興味がない or 存在すらしらないパターン。
こっちを考えてみたいと思う。


フレームワークという単語を聞くと戦略コンサルで使っているイメージがあるけれど、
それが普通のビジネスパーソンでもバリバリ使わないといけないみたいな雰囲気になっている。
今日本屋に行ったら「知的生産力が劇的に高まる最強フレームワーク100」

が売上の上位に入っていてびっくりした。
(あくまで地元のブックファーストの売上なのだけれども)
この地域だけなのかも知れないけれど、フレームワークを学ぶということのニーズがあるということだろう。
もしかしたら、「知的生産力」っていう言葉が
ライフハック的な感じでアンテナに引っかかって購入しているのかもとは思うけれども。


で、なんでここまでフレームワークを使った考え方が世に流通したのか?
僕の妄想だけど、
・戦略コンサル出身の人がスキルを覚えた上で会社を辞める
・転職した会社でコンサルで使っていたフレームワークを用いて活躍
・その会社でフレームワークの伝達が行われる
・メディアなどで取り上げられる
みたいな流れがあるのかなと思う。
今はメディアなんかで取り上げられているのが下火になっているのだとおもうのだけど、
(戦略思考の本なんていくらでもあるし)
本の数が量産され続けたことでどんどんと抽象的になり、
とりあえずフレームワーク!みたいになっているのかなぁと思う。
こういった事象がここ10年ぐらいで起きたとすると、
ある程度歳のいっている父なんかは全然興味がなかったりするのかなと思うのです。


こうやって、ある程度勢力を持っていた業界から人材が流通すると
なぜその業界が盛り上がったのかその手法が話題になり、
その手法を学ばないとダメーみたいな空気が出来る。
という妄想です。


で、今後のことを考えると新聞とかテレビ局とかマスメディアに所属していた人たちが
どんどんと転職したりするのかなぁと思う。
そうすると、テレビ局で重視されていそうな企画やアイデアみたいなものを
うまく出すための手法が流通していったり、
動画の編集なんかのスキルも外に出て行くことでニコニコの動画のクオリティが
アホほど向上したりするのかなぁと思う。
今まで、人材があまり流通してこなかった業界だと思うので、
こういった業界から人が出てきてどういった新しい知的ムーブメントが起きるのかなぁと思ったり。
フレームワークで論理的の次は
企画・アイデアを出すためのクリエイティブな体質作りになるのかな。
次といっても5年10年の流れだとは思いますが。