「なんとなく就活している君へ」を読んだ

もう一度、就職活動をするとかではないです!
先日就活の相談を聞いたという話をしていたら、
「この本がオススメだから!!!」と強く推され貸してもらいました。

結論から言えば、120ページ強と薄い本だけどとても役に立つし、
変なノウハウ本をたくさん読むよりは100倍役に立つという感想でした。

僕のノウハウ本への考え

僕がノウハウ本嫌いなのはいくつか理由があるんですが、
・小手先のテクニックが多い
採用の側も、会社の運命がかかっているわけで必死。
だし、人事歴が長い人になれば人を見る目は当然身についているはず。
こちらがいくらテクニックでごまかそうとしてもごまかせない。


・夢とか、今の今見つからない
就職活動が近いという状況で、見つけようとした夢なんて本当の夢ではないでしょ。
というか、夢に向かって邁進すれば成功できるみたいな考えが嫌い。
夢に向かって邁進して成功できなかった人の意見が全く反映されていないから。


・ノウハウ本を読んだら、内定確実みたいな根拠なき自信
これを読んだら、内定確実みたいな本ってあるじゃないですか。
(帯とかだと、出版社の問題になりますが)
じゃあ、この本を買って就職できなかったら責任取れるのか?とか思います。
特に個人の成功体験の場合だと、その人には合っていたかもしれないが、
他の人には適用できないパターンというのはよくあるなぁと。

要約

自分が何をやりたいのかを突き詰めていくと、
自分はなぜ生きているのかという人生の問いに辿り着く。
これを人生をどう生きるのかと考え、前向きに努力していくとよい。
そのために、自分は今まで何をモチベーションの源としているか、
過去の出来事や日常生活から、深く掘り下げていく。


で、なぜこういったことが必要かと言えば面接官の質問の多くは
「何がモチベーションの源なのか」を探るものだから。

感想

いくつかもらったものに関してはノウハウ本を読んだけど、
モチベーションの源や、やりたいことをわかりやすい事例で紹介している本は少なかった。
こうやって見つけましょう!と抽象的に言われて、
実際に見つかったものが筆者の言っているレベルに達しているのか検証が難しいものが多い。
この本だと、そのレベルもわかりやすいし、
誰でも深く時間をかければ辿り着けるようになっている。
ちなみに僕は、他の本を読み始めたら自分の琴線に触れる部分があって、
もやもやが一気にすっきりしました。
自分が就職する先もその延長上にあって、安心しました。
ということで、すっと読めてきっと役に立つ本です。

ちなみに、この本を書いた小布施さんのブログはhttp://esbok.blog.ocn.ne.jp/