高城剛の「70円で飛行機に乗る方法」読みました

昨日出た、高城剛の「70円で飛行機に乗る方法」。

本屋で速攻買って読みました。
航空・空港業界の最新事情を知るためのガイド本といったところでしょうか。


それでも、今、本人の望んでいないであろう形で注目されている高城剛が、
なぜこの本を上梓する必要があったのかがあとがきにかいてある。

前作(注:『「ひきこもり国家」日本』)をよんでいただいて「世界の現状はなんとなく理解できたのだが、お金も時間もなくて、なかなか動けない」とお感じの貴兄を後押しするのがこの続編である本書の役目でもあり、サヴァイバルからいよいよエスケープ・ガイドへ、と受け止めていただいてもかまわないし、ひとり黒船の在り方指南のようなものだと感じてくれてもいい。とにかく、どこかへ出かけてみよう、なのである。

『「ひきこもり国家」日本』では、世界では確変が起きてるのに日本だけ見てるなよ!という注意本で、
読んでいて世界って大変なことになっているなーと思いつつ、お金もないし時間もないんだよ!
みたいな変な方向のルサンチマンを吹かせまくりだった(少なくても、僕は)。
それを航空革命が起きてるんだから、もうとりあえず外出てみろ!
と尻をバットで叩くような作品が今回である。


とても、親切なことにこの航空大革命をになっているLCC(ローコストキャリア)も
固有名詞でたくさん出てくるし、高城が旅の際に活用しているサイトも載っている。
もう、言い訳ができない感じのつくりになっているため、
読んだ感想としては、「やっべー、もうそろそろ旅行行ってみないと…」という、
なんだか追い詰められたねずみみたいな感じになってしまいました。


でも、よく考えてみればそんなネガティブに考える必要なんてなくて、
むしろ自分の思い腰をヒョイっと持ち上げてくれる本なのかもしれない。
とりあえず、ノープランで海外行ってみるか!と思わせる良書。
高城ファンじゃなくてもオススメ。
航空業界に就職をお考えの方にもオススメ。