柳澤大輔「アイデアは考えるな。」はポジティブに生きるためのヒント集。

カヤックの柳澤さんの新著読み終えました。
http://www.kayac.com/service/book/idea/
帯の「すごい企画を1個出すよりすごくない企画を100個だせ!」からしてかなりそそられますが、
アイデアは考えるな。
読み終わった感想としては、「アイデア本」というよりも人生をどうやって楽しむかというような本だなと思いました。


というのも、突然筋トレの話が出てきたり、就活の話が突然出てきたりと話の脈絡がない展開がかなり多いんです。
もちろん、何かを伝えるための事例ではあるのですが、それにしてもびっくりする展開だなぁと。
びっくりするのは「これはアイデア本だぞ」と頭の中で思っているからなのかもしれません。
でも、これを人生を楽しむために柳澤大輔という人が、面白法人カヤックという会社で活用されていることの事例集として読めば
それが箇条書きされている本なのねということでふむふむと思えてきます。


やはり自分が出来ていないなぁとよく思う、

イデアを出せないという悩みを持つ人の共通点は、「すごいアイデア」を出そうとしてしまっていることです。
でも、「すごいアイデア」を出している人は、その何倍も「すごくないアイデア」を出しています。
だから、まずは「すごくないアイデア」をたくさん出すところから始めるべきなのです。
(p2)

この部分が一番のポイントのように思いました。


あとは、この部分がいいなぁと。

イデアをたくさん出せるようになるということは、人生において選択肢を増やせるようになるということです。
選択肢が多ければ、行き詰らずにすみます。
あの手がだめならこの手、この手がだめならあの手。打つ手が残されているとわかれば、人はポジティブになれるからです。
つまり、前向きに生きるために必要なのは性格を変えることではなく、アイデアをたくさん思い付けるようになるノウハウなのです。
(p42)

これもダメなのかもしれないけど、今から性格を変えろってのは相当厳しいような気がしてます。
性格はある年齢から変わらないって話も聞いたことある気がしますが。
でも、アイデアを考えて打つ手を残しておくことでポジティブになれるってのはすごくいいじゃないですか。
行動によって、考え方とか心の余裕が出来るってのがいい。
それも、「すごくないアイデア」をたくさん出して考えていこうっていうんだからいいよなぁ。


ということで、どんな風にアイデアを出すかということよりも、
イデアをたくさん出せるようになると人生が楽しくなるよという風に受け取りました。
(もちろんアイデアの出し方も大事だとは思いますけどね)
イデアの出し方についてはアイデアを出す技術というよりも、
どうやって「すごくないアイデア」を出させるかという精神的なことがデカイ様に感じました。


それは周りの環境もあるだろうし、
自分のプライドというか、いかに恥を恥と感じないかみたいなのが大事だなと思いました。
カヤックって会社は面白そうだなーみたいなことを思っている人は読むと
その面白さの秘密が少しわかるのではないかなと思いました。

アイデアは考えるな。
柳澤 大輔
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