中田英寿の特番を見て月並みながら思ったこと

今日で風邪3日目。
体調が中途半端であまり長いこと眠れないので先日、
日テレで放送された中田英寿の特番をゴロゴロしながら見た。


中田英寿は引退後からかなり好きで、サッカーがあまり好きじゃない自分にも
この人がやっていることは少しだけ共感できた(ような気がする)。
人生の非常に早い段階でそれまで全身全霊をかけて取り組んできた、サッカーというものから
いろいろ理由あって離れる必要が出てきたときに次にどこを目指すかと言うのは至極当たり前のことで、
それを「自分探しの旅」と名づけることに問題はないように思う。
それを自分探し(笑)みたいな感じで言葉の揚げ足取って喜んだりという気はとてもじゃないけどおきない。
その旅の中で感じたものをアウトプットした「クーリエ・ジャポン」の特別編集号は
中田の理念というか意思がとても反映されていたように感じて、去年読んだ雑誌の中でも相当面白かった。


で、特番。
個人的には中田のインタビューをもっと多く入れて欲しかったが、
番組自体は世界滞在記みたいになっていて、
こりゃ、また自分探しとか行って放浪しているだけじゃんとかたくさん言われるんだろうなーと思った。
ただ、この中で彼だから出来る体験と言うのがいくつもあったように感じる。
それは多ヶ国語を話す力とサッカーという切り口だった。
いくつかの言葉を話すことで、彼は直接文化に触れることが出来るし現地の人とも話すことが出来る。
これが日本語しか話せないとなると、まさにボディランゲージで伝え合って、
何か通じたよ!イェーみたいな感じで終わりそう。
それはそれでいいって話もあるんだとは思うけど、彼が知りたいと思っているものはそこではないような。
その何か通じた!みたいな感覚を補っているのがサッカーであるように感じた。
FIFAランクもものすごい順位まである今日、サッカーボールさえあれば
言葉が通じなくてもコミュニケーションが取れる。
このふたつの切り口を上手く組み合わせることで、ものすごく上手に旅しているように感じた。


個人的にはこの特番を見てとりあえず日本語以外の言語を話せるようにならないとなーと思った。
それが多くの人とコミュニケーションを取るというい意味でとても大切なんだと思う。
中田に関しては、明日行われるチャリティマッチがまず彼の考えを知る第一歩になるだろう。
Life is a journyって意味では旅は終わらないと思うけど、
彼だから出来る何かをそろそろ見せてほしいという気持ちもかなりある。
そんなもんでこれからのほうが正直楽しみ。頑張って欲しいと本気で思う。