セス・ゴーディン 「紫の牛」を売れ!

新しい製品やアイデアを伝えるためにはどうすればいいのか?
について書かれている本。
「紫の牛」を売れ!


著者セス・ゴーディンは
パーミッションマーケティング」や「バイラル・マーケティング」などの代表作があり、
(って僕はまだ読んだことがないけれど。これから読んでみようと思う!)
ブログSeth's Blog
Advertising AgeのPOWER150の1位(!!!)になっているほど、
(これも英語が読めないので、読んでいないが少しずつ読もうと思う…。)
今まで知らなくて恥ずかしい。。


マーケティングの本としてこの本を読むならば、
マーケティングという仕事の縮小が書かれた本であるように感じると思う。


組織論の本としてこの本を読むならば、
マーケティングを誰にやらせればいいのかな?という感想を持つように思う。


他にもいろいろな読み方が出来る本であるように思う。
どのように解釈するにしても、書かれているのは
新しい製品やアイデアを伝えるときに
・宣伝という手法は方法によっては効果がかなり低い
・実際に購入するようなクチコミは広がり方がある程度決まっている
・そのクチコミを起こすような商品は「紫の牛」でなくてはいけない
ということ。
ただ、これを読んだからといって「紫の牛」を生み出せるのは
ベンチャーというか中小の企業になるんだろうなーと思う。
「紫の牛」を生み出す方法は失敗を受け入れる環境じゃないと難しいように思う。


この本に書かれているなかで個人的にグッと来たのは
「マーケターはデザインを学べ」という話。
自分のキャリアを考える上でこれは大事。
最近ヒシヒシと感じているところでもあります。


マーケティングだけ学んでいるのはたぶん弱くて、
その他の商品開発から販売にいたるまでの、
他の部門についても専門家にならないとだめなのではないかと思う。
その中で、デザインは親和性が高い項目なのかなーと。
結局、どういったスキルの組み合わせを持った人が
価値が高いのかという話になると思う。
マーケティングが分かる技術職の人
マーケティングが分かるデザイナー
・デザインが分かるマーケター
・技術が分かるマーケター
・経営が分かるマーケター
etc.


いろいろな組み合わせはあると思うけれど、
マーケティングというものがそれだけで機能しない時代なのかな?
と働いてもいないのに感じる。
やっぱりマルチスペシャリストが必要となる時代なんだろうなー。
と感じる。
卒業までの残りの期間で少しでも幅を広げられればなぁ…。

「紫の牛」を売れ!
「紫の牛」を売れ!
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セス・ゴーディン
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